公務員を辞める人が優秀だと感じる理由3選【元公務員の所感】
「この仕事で自分は成長しているのか?」
「もっと自分を試したい…でも安定を捨てるのは不安」
「公務員の働き方に窮屈さを感じる」
これらの悩みを抱えている方は多く、転職に関する相談をよく受けます。
あなたはどのように感じていますか?
実は、このような考えを持っている方は優秀だと感じています。
なぜなら、能力が優れている公務員の中途退職には、しっかりとした理由や覚悟、行動力があるからです。
実際に公務員を辞めていく人は能力が高く、惜しまれる人が多いのが事実です。
しかし、どの業界でも活躍できる要素を持っています。
公務員を辞める人は優秀な人が多い傾向にある理由を具体的に解説していきます。
私は公務員として20年間勤めてきました。
その経験をもとに、実際に感じたことや見てきたことをお伝えしていきます。
あなたの転職やライフプランの選択に役立ててください。
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公務員を辞める人=優秀な人が多いのはなぜ?
公務員を辞める人に優秀な人が多いと感じるのは、以下の3つの理由があります。
- 自身の成長を大切にしている
- 安定を捨てられる覚悟と行動力がある
- 公務員の独自文化と非合理性に違和感
具体的に詳しく解説していきます。
自身の成長を大切にしている
公務員を辞める人が多い理由の一つに、「自身の成長を感じられない」という点があります。
公務員の仕事は安定している反面、仕事内容や役割が固定化されてしまうことが少なくありません。
そして、特に専門性を必要としない業務が多く、仕事の中で得られる学びも少ないと感じてしまいがちです。
多くの公務員は、決まったルーチン作業を日々こなすため、同じような業務を続ける中で、果たして自分は成長しているのか、感じにくいことがあります。
「この仕事って誰でもできるんじゃ・・」的な発想ですね
特に、若くて意欲的な人ほど自分を高めたい気持ちが強く、スキルアップや挑戦の場を求めて、辞職を決意することが増えています。
公務員の仕事は社会の安定に貢献する重要な役割を持ちますが、その分変化やスピード感を求める人にとっては、物足りなさを感じる場面もあります。
こうした状況から、自分のスキルをさらに伸ばせる環境に転職しようと考える優秀な人が多いのです。
安定した給与や待遇を捨てる覚悟と行動力がある
公務員の仕事は安定していますが、それでも退職する人がいる背景には、彼らの「覚悟」や「行動力」があります。
多くの人は安定した収入や社会的な立場を失うリスクを恐れて公務員を続けますが、優秀な人材ほど、このリスクを乗り越える覚悟があります。
自分の能力を信じ、より挑戦的な仕事やキャリアアップのために公務員の安定を手放します。
「このままでは成長できない」
「もっと挑戦したい」
と考える人にとって、安定は魅力的でありながらも足枷のように感じることもあります。
この行動力があるからこそ、自らの可能性を追求するために退職を選ぶことができます。
公務員独特の文化に不条理と危機感を感じている
公務員の世界には、他の職場では見られない独特の「文化」や「ルール」があります。
例えば
・意思決定のスピードが遅い
・全体に成否に関わらない細かい文言の訂正
・上司の意見に従わざるを得ない
・職員によって業務量に偏りが見られる
などなど合理的でない部分も多く存在します。
優秀な公務員にとって、こうした不条理や非効率に違和感を抱くことが多く、結果として退職を考えることにつながります。
特に、現代社会は変化が早く、民間企業では新しい技術やサービスが次々と生まれています。
そうした時代の変化に敏感な公務員ほど、「このままでは時代に取り残される」という危機感を感じやすくなります。
公務員は良くも悪くも保守的ですからね・・・
自分のスキルや考え方が変わり続ける社会に対応できるか不安に感じ、公務員という安定した職業に見切りをつけています。
優秀な若手公務員ほど退職を選ぶ
苦労して公務員試験を突破したにも関わらず、毎年自治体でも定年退職とは別に辞めていきます。
辞めていく者のうち、若年層かつ将来を期待できる職員もチラホラいます
彼らの特徴は、「どこにいっても活躍できそうな若くて有望な人材」であることです。
若手の優秀な公務員が退職を選ぶ背景には、彼らが「自分のキャリアや成長」を最優先に考える傾向があります。
優秀な若手公務員は、ただ与えられた仕事をこなすだけでなく、積極的に自分のキャリアプランや将来像を意識しています。
「今の仕事で自分のスキルがどこまで活かせるのか」
「数年後の自分はどのように成長しているのか」
このようなことを常に考え、自分に合った環境を求めています。
公務員という職業は職層ごとに権限があり、若手は部分的な仕事にとどまりがちで、自由度が低いと感じることも多いです。
特に優秀な若手ほど、自分の能力をもっと広い世界で試したいと考えたり、やりがいのある仕事を追求したりする傾向があり、「現状維持」だけでは満足できません。
そのため、転職という選択肢を視野に入れ、自分の可能性を探ろうとしています
また、多くの人は新しい環境への挑戦に不安を抱きます。
一方で行動力や柔軟な思考を持つ若手公務員は、「新しい環境に飛び込むことで、自分をさらに成長させられる」とポジティブに捉えます。
こうした姿勢が、彼らが退職を選ぶ背景にあります。
これまで公務員を辞めていった優秀な人の特徴
これまで私が見送ってきた優秀な方々の特徴があります。
名残惜しさは無く、清々しく出ていった彼らの人間性に共通するものがあります。
コミュ力が高い
コミュニケーション能力が高いので、人間関係を円滑にすることができ、仕事を上手に進めていく能力も高いです。
公務員の仕事は人間関係で解決できてしまう細かな部分も多いので、コミュ力が高い人は優秀と見られることも多いです。
シンプルに仕事がデキる
公務員を辞める人の中には、仕事を効率的にこなせるデキる人が多いです。
こういった人たちは、与えられたタスクを単にこなすだけでなく、常に改善や効率化を図る力があります。
また、自分で考えて行動し、解決する力が備わっているため、周囲からも「デキる人」として認識されています。
しかし、その一方で公務員の仕事はルーチン業務も多く、優秀な人にとってはやりがいや挑戦の幅が狭く感じることがあります。
自分のスキルをもっと活かせる場や、新しいプロジェクトに携わりたいと考える人ほど、公務員という枠組みの中で物足りなさを感じやすいです。
「何とかしてしまう感」がスゴイ
優秀な公務員の特徴は、覚悟と行動力があることです。
これによって「物事を何とかしてしまう」ことができます。
日頃の業務の中でも、上手に着地点へ手繰り寄せる強い意志とそれに見合う能力があります。
さらに、そのマインドを自身の人生設計においても発揮しているんでうよね・・・
公務員としての安定や将来性を捨てるのは容易なことではありません。
それでも「やりたいことに挑戦したい」という強い意志で、成功に向けて何とかしてしまいそうな雰囲気を感じます。
彼らは自分の成長に対して貪欲であり、その欲求を満たすために自分の苦労をいとわず、ガムシャラに突き進むことができるエネルギーを持っているように感じます。
【事実】公務員を辞めても意外と何とかなる
公務員を辞めても、どうにでもなります。
なぜなら私が何とかなっているからです
私自身は優秀だとは1ミリも思いませんが、退職を選んだ経験からお伝えしていきます。
公務員を辞めた後にも可能性は広がっている
公務員を辞めることに対して、
「安定がなくなる」
「次の仕事が見つからないかもしれない」
という不安を感じる人も多いかもしれません。
しかし、公務員を辞めた後には意外にも多くの選択肢が広がっています。
スキルを学ぶ時間がたくさんある
まず、民間企業には公務員とは異なる業務や技術が多く、異業種で働くことで新しいスキルを身につけたり、幅広い経験を積むことができます。
さらに、今は働き方が豊富で、フリーランスや起業という選択肢もあります。
今やインターネットやSNSを活用すれば、自分の得意分野を生かして自由に働くことも可能です。
勤務時間や場所に縛られず、理想的な働き方を実現できるケースも増えています。
公務員として働いていた時は月に数十時間のサービス残業をしながら業務をこなしていた人もいるのではないでしょうか。
その時間をまるまる別のことに向けられるというのは、自分が思っている以上に使える時間があるということです。
公務員を辞めたことで手に入る「自由」は、将来の無限の可能性を引き寄せるきっかけにもなります。
成功するまで動き続ければいい
公務員を辞めることは大きな決断ですが、その後の人生で成功するかどうかは「挑戦を続ける姿勢」が大きなカギを握っています。
転職直後には慣れない環境や新しい業務に戸惑うこともあるでしょう。
しかし、成功する人は「失敗を恐れずに挑戦し続ける」姿勢を持っています。
最初はうまくいかないこともありますが、行動を止めなければ必ず道は開けます!
また、柔軟に対応する力や、物事をポジティブに捉える力も大切です。
自分の価値を発揮できる場を求めて常に動き続けることで、結果的に「辞めてよかった」と思えるような成果を得ることができます。
転職を考えるなら早めの行動がカギ
転職するならやっぱり早い方が良いのかな??
よく聞かれる質問ですが、年齢的な意味でも早い方が良いと言えます。
なぜなら、若ければ若いほど次の選択肢が多いからです。
具体的に解説していきます。
早めに転職活動をするべき理由
転職を考え始めたら、できるだけ早く行動を起こすことが大切です。
なぜなら
・年齢が上がるほど新しい職場での採用ハードルが上がる
・若いほど新しい環境に順応する力や柔軟性も評価されやすい。
また、若手であれば「ポテンシャル採用」も狙いやすく、未経験の分野でも積極的に受け入れてもらえることが多いです。
早めに転職活動を始めることで、情報収集や面接準備に余裕を持つことができ、慎重に自分に合った企業を選ぶことができます。
さらに、今の仕事を続けながら転職先を探す「在職中転職」は、経済的な不安を和らげ、選択肢を広げる点でもメリットです。
転職成功のためにやっておくべき準備とステップ
転職を成功させるためには、いくつかの準備が必要です。
まず、自分の強みやスキルを客観的に見直し、自分に向いている職種や業界を絞り込むことが重要です。
また、余裕があれば業界や職種に関する知識を深めるために、求人情報をチェックしたり、実際に働く人の話を聞いたりすることも大切です。
その上で、転職エージェントを利用するのが良い方法です。
公務員の業務と並行してやっていくなら、プロの視点でアドバイスをもらいながら進めることはマストです
まず何をどこから始めるべきかわからない人にとって、転職を支援してくれるサービスは効率的かつスムーズに進めていける強力なツールになります。
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公務員を辞めるかどうか迷っている人へ
公務員を辞めるべきか悩んでいる人は少なくありません。
しかし、辞めるかどうかは「自分の将来のビジョン」によって決まります。
もし、もっと自分のやりたい分野で可能性を試してみたいと考えているなら、勇気を持って一歩を踏み出すことも大切です。
とはいえ、収入が途絶えることも考えると一定のリスクヘッジは必要です。
公務員在職中からコツコツと資産運用をして、一定の生活費を確保しておきましょう。
公務員業界で活躍できた人は、全体的に高い水準で能力が備わっている傾向にあります。
なぜなら、公務員の独自性のある仕事は、基礎的な事務処理能力と合わせて最終的に「調整力」を求められるからです。
この物事を調整するスキルは、どの業界においても強みになります。
もし転職を決意するならば、今までの経験を生かしつつ、自分に合った環境で成長していくことを目指しましょう。
転職は決して簡単な道のりではありません。
ですが、悩んでいる時間を行動に変えることで、必ず「前に進んでよかった」と感じる瞬間が訪れるはずです。
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公務員を辞める人は優秀な人が多いのは事実【まとめ 】
公務員を辞める人が優秀である件について解説してきました。
まとめると以下の通りです。
公務員を辞める優秀な人の特徴と背景
- 成長意識が強い
辞める人の多くは、仕事における成長やスキルアップを重視し、公務員の業務で満たされないと感じる場合が多い。
ルーチンワークが多く、専門性の高い業務に携われないことで自己成長の限界を感じ、スキルを磨ける他の環境を求める傾向がある。
- 安定より挑戦を優先
安定した給与や待遇を手放してでも挑戦したいという行動力がある。
自分の能力を信じ、新しい仕事やキャリアアップに積極的に挑戦する姿勢が、公務員という安定を捨てる決断の背景にある。
- 公務員の非合理的な文化への違和感
公務員独特のスローな意思決定や非効率な慣行、上司の指示に従う文化などに不満を抱くケースが多い。
現代の変化に敏感で、効率を重視する人ほどこの文化に違和感を持ち、「時代に取り残される」という危機感が転職の引き金になる。
若手優秀層が辞める理由
- キャリア意識が強い
若手で優秀な公務員ほど、自己成長やキャリア形成を重視する傾向がある。
公務員の職場環境が彼らの成長意欲に合わないと判断し、「より自分を成長させる環境」を求めるため、転職を視野に入れる。
- 行動力と柔軟な思考
優秀な若手はリスクを恐れず新しい環境に挑むことを前向きに捉え、自分の成長機会を追求する。
自分のポテンシャルを活かせる場を求め、行動力や柔軟性を活かしてキャリアを切り拓こうとする。
公務員を辞めることで得られるメリット
- 自由と可能性の広がり:民間企業での転職やフリーランス、起業など、公務員を辞めることで様々な働き方が可能になる。
特にインターネットを活用することで、勤務時間や場所に縛られず、自由度の高いライフスタイルを実現できる。
- 学びの時間が増える:公務員時代に多くのサービス残業をしていた時間を、自分の成長や学びに当てられる。
新しいスキルを身につけ、キャリアの可能性を広げる機会が増える。
転職を成功させるための準備
- 若いうちに行動することが重要
若手であるほど、ポテンシャル採用で新しい業界に挑戦できる可能性が高い。転職活動を早めに始めることで余裕を持ち、自分に合った職場を慎重に選ぶことができる。
- 転職エージェントの活用
公務員の仕事と並行して転職活動を進めるなら、エージェントを活用し、プロからアドバイスを受けながら進めることが効率的。
迷っている人へのアドバイス
- 将来ビジョンが重要
辞めるかどうかの判断は「自分の将来ビジョン」に基づいて決めるべき。新しい環境での挑戦に魅力を感じるなら、勇気を持って一歩を踏み出すことが大切。
- 経験を活かした転職
公務員の調整力などのスキルは、他業界でも評価されやすい。
これまでの経験を活かしつつ、新しい環境での成長を目指すべき。
違和感を感じつつも、安定を求めてそのまま続けるも良いですし、思い切って次のステージに進むのも良いです。
どちらにせよ、今自分の選択肢はどの程度あるのか測っておくことは大切です。
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