公務員を辞める勇気はお金が後押ししてくれる【元公務員がリアルに解説】

「公務員の仕事がツラい、でも辞める勇気が出ない…」
「辞めたあと後悔するかもしれない…」
そんな気持ちを抱えていませんか?
今の職場で感じるストレスやモヤモヤを抱えながら、「辞めたい」と思う気持ちを何となく抱えるけど、勇気が出ない・・。
そんな現役公務員のあなたへ向けて、この記事では
・なぜ辞められないのか
・辞める勇気を持てた人たちの実例
・後悔しない退職準備の進め方
までを丁寧にお伝えします。

この記事を読むことで「辞めたいけど不安」という状態から、「辞めるかどうかを前向きに判断できる」状態へと、あなたを導くことができます。
なんとなくモヤモヤしている日々の自分から少しずつ解放され、未来を切り拓くきっかけになるでしょう。
不安があっても大丈夫。まずは一歩、この記事を読むことからはじめてみてください!
なぜ公務員を「辞めたいのに辞められない」のか?

公務員の仕事がツラくて辞めたい…そう思いながらも、なぜか決断できない。
多くの人が感じるこの「葛藤」には、いくつか共通する心理的なブレーキがあります。
まずはその正体を明らかにしていきましょう。
安定を手放す不安がある
辞めたいけど辞められない理由の筆頭に挙がるのが
「安定した収入と立場を失うのが怖い」
という気持ちです。
公務員は一般的に、景気に左右されず給与が保証され、福利厚生も手厚い職業。
それゆえに、辞めること=リスクという意識が強く働きます。
特に以下のような思いが頭をよぎる方が多いでしょう。
- 今より収入が下がったらどうしよう
- 民間に転職しても通用するか不安
- 年金や退職金の制度が劣るかもしれない
こうした漠然とした不安が、「今のままでいた方が安全」と思わせ、行動を先延ばしにさせます。
しかし、今のまま我慢して働き続けることにも、心身へのストレスや時間を失うという“リスク”があるのです。
本当の意味で「安定」とは、自分らしく、無理なく働ける環境を手に入れることではないでしょうか。
「辞めたら後悔するかも」という恐れ
公務員という職業は、世間的にも「辞めるなんてもったいない」と思われがちです。
そのため、
「辞めたあとに『やっぱり辞めなきゃよかった』と思ったらどうしよう…」
という不安が付きまといます。
このような心理が働く背景には、
- 周囲と比べて自分の判断を正当化したい
- 将来を見通す自信がない
- 「一度選んだ道はやり抜くべき」といった価値観
といった要因があります。
ですが、多くの人が辞めたあとに後悔するかもしれないと思いながらも、辞めたあとに「もっと早く決断すればよかった」と感じているのも事実。
後悔するかどうかは、辞めること自体ではなく、「準備の有無」によるケースがほとんどです。
しっかりと退職後の自分をイメージして準備できれば、むしろ自分の人生を取り戻す大きな一歩になります。
「周囲にどう思われるか」が気になる
もう一つ、辞められない理由として大きいのが「他人の目」です。
- 親や家族がどう反応するか
- 同僚に「根性なし」と思われないか
- 世間体が悪くないか
といった視線を気にして、なかなか自分の気持ちに正直になれない人が多いのです。
特に公務員という職業は「安定していて立派」というイメージが根強く、その期待が重荷になっているケースもあります。
しかし、人生は誰のものでもなく「あなた自身のもの」。
周囲の声は一時的でも、あなたが抱えるストレスや不満は日常の現実です。
「人にどう思われるか」よりも「自分がどう生きたいか」を軸に判断することが大切です。
公務員辞める勇気が持って行動した人たちのリアルな声

「本当に辞めていいのかな…」と悩み続ける中で、実際に辞めた人たちはどう感じ、どんな準備をしていたのでしょうか?
ここでは、実際に自分を含め公務員を辞める勇気を持てた方々のリアルな体験談をご紹介します。
実際に辞めて良かったこと
公務員を辞めた人の中には、「本当に辞めてよかった」と心から感じている人がたくさんいます。
その理由として多いのが、以下のような変化です。
- 心と身体のストレスが激減した
- 自分の裁量で働ける環境を手に入れた
- やりたい仕事にチャレンジできるようになった
- プライベートの時間が増え、生活の満足度が向上した
例えば、30代前半で市役所を辞めた知人は、辞める前は
「上司や住民との板挟みに精神的に限界を感じていた」
そうです。
転職後は給料は下がったものの、中小企業の事務職に就職。
今では「精神的な余裕ができたことで、家庭も円満になった」と笑顔で話してくれました。
また、私自身も時間とストレスから解放されたのは大きいと感じています。
住民ファーストな部署だと、より自分の時間が拘束されていたため、とにかく自由になった感覚が大きかったです。
もちろん辞めたらすぐ幸せになれるわけではありません。
しかし
「心が軽くなった」
「やっと自分の人生を歩けている」
と感じる人は少なくありません。
実は、辞める勇気と決断が、人生の再スタートとなるケースはとても多いのです。
辞めたあとに後悔したこと
一方で、辞めたこと自体は後悔していないが、もう少し準備しておけばよかったという声もあります。
代表的な後悔は以下の通りです。
- 退職後の生活費をしっかり計算しておけばよかった
- もっと職探しの情報収集をしておくべきだった
- 家族との相談をもっと丁寧にしておけばよかった
- 在職中にスキルアップしておけば選択肢が広がった
特に
「貯蓄が足りなかった」
「想定より転職活動が長引いた」
という失敗談は多く、準備不足は精神的にも経済的にも焦りを生みます。
つまり、辞めること自体を後悔している人は少ないものの、もっと計画的に行動すれば良かったという反省も見られるということ。

私は現職中にかなり準備していたので、そこまで感じませんでしたが・・
辞めたあとに後悔しないためには、事前の準備がカギとなるのです。
辞める前にしておくべき準備
辞めた人の体験談から見えてくるのは、「しっかり準備した人ほど、辞めたあとも安定している」という事実。
では、どんな準備をすべきなのでしょうか?
ざっくり見ていきましょう。
- 生活防衛資金(6ヶ月〜1年分の生活費)を確保
- 転職市場の情報収集・自己分析・職務経歴書の作成
- 家族や配偶者への丁寧な説明と合意
- 在職中に資格取得やスキルアップを進める
- 可能なら副業やアルバイトでの収入源確保

これが満たされているほど退職の後悔が少ないということですね!
また、辞める前に専門的なアドバイスを受けたり、家計や保険、年金の将来設計を見直しておくと、辞めた後の不安が格段に減ります。
「辞めたい」と感じた時点で、すぐに辞めるのではなく、準備期間を設けることで選択肢は広がります。
未来の自分を助けるためにも、事前準備を怠らないようにしましょう。
公務員を辞めるか続けるか迷ったときにすべき3つのこと

「辞めたい気持ちはあるけれど、本当に辞めていいのか判断できない…」そんな時こそ、衝動ではなく冷静な行動が必要です。
迷った時に実践すべき3つの行動を紹介します。
①自分の「本音」を整理する
まずやるべきことは、自分の「辞めたい理由」と「続ける理由」を紙に書き出して、可視化することです。
頭の中で悩んでいると、思考が堂々巡りになってしまい、結局何も決められない状態が続きます。
書き出すときは、次のような視点で整理してみましょう。
- 辞めたいと思う瞬間はどんな時か?
- 辞めた後に得られそうなものは何か?
- 続けた場合に得られるメリットと我慢すべきことは何か?
- 将来どうなっていたいか?
このプロセスを経ることで、「感情」ではなく「事実」に基づいた判断がしやすくなります。

一時的な感情ではなく、冷静に見つめ直しましょう
本音と向き合うことで、自分にとって何が大切かが明確になり、次の行動に移りやすくなります。
②第三者に相談してフラットな意見をもらう
一人で悩んでいると視野が狭くなり、自分の状況を客観的に見られなくなります。
だからこそ、信頼できる第三者に相談することがとても大切です。
相談相手としては、以下のような人が適しています。
- 転職経験のある先輩や友人
- 人事・採用に関わる知人
- メンタルケアに理解のあるカウンセラーや相談窓口
- キャリアコンサルタントやFP(ファイナンシャルプランナー)
特にプロの視点から意見をもらうことで、自分では気づかなかった選択肢やリスクに気づくことができます。

自分に肩入れすることなく、中立な意見も欲しいですよね
「辞める・辞めない」の二択ではなく、フラットな意見をもらうことで、第三の道が見えてくることも少なくありません。
1人ではなく複数人に相談してみましょう。
③キャリアの選択肢を知る
「辞める」「転職」という思考に縛られず、広い視点で自分のキャリアを考えることも重要です。
実際は、公務員を辞めない場合でも多様な選択肢があります。
- 組合専従や関連機関へ異動・出向
- 民間企業との交流(同業界・異業界)
- フリーランスや副業による独立準備
- 一時的な休職や制度を利用して立ち止まる
- スキルアップ期間としての学び直し(リスキリング)
これらの選択肢は、今すぐ動けなくても「未来の選択肢」として把握しておくことに価値があります。
また、「自分には何もできない」と思い込まず、スキルや経験を棚卸しすることで、自信と選択肢が広がります。
「考える→相談する→選択肢を知る」という流れを押さえておくことで、迷いに振り回されることなく、前向きな一歩を踏み出す土台が整います。
公務員を「辞める勇気」はズバリお金が後押しする

「お金の不安があるから辞められない…」という声は多く聞かれます。
しかし、逆に言えば、お金の備えさえあれば、安心して次の一歩を踏み出せるということ。
ここでは、お金が与える心の安心と、具体的な準備方法についてお伝えします。
収入がなくても不安を減らす「生活防衛資金」の考え方
人間お金が無ければ生活もままなりません。
「収入が途絶えたらどうしよう・・・」
と不安を抱えるのは当然です。
だからこそ、まず考えるべきは「生活防衛資金」の確保です。
これは、退職後に収入がなくなっても一定期間生活できる資金のことを指します。
一般的に、以下のような基準が目安になります。
単身者→生活費の6か月分〜1年分
家族あり→1年分〜1年半分
【例】
月の生活費が20万円→最低でも120万円は必要。
この資金があるだけで、「辞めてもすぐ困ることはない」という心理的余裕が生まれます。
また、現時点での将来の年金受給額もチェックしましょう。


実際に辞めた方からも
「この計算での資金計画があったから冷静に転職活動できた」
「焦って自分の望まない企業に入らずに済んだ」
という声が聞かれます。

私も退職希望者には口酸っぱく言い続けてきましたね
このように生活防衛資金を準備するこは、あなたの“勇気”を支える大きな土台です。
在職中から始める「支出の最適化」で見える安心
収入を増やすことも大事ですが、それ以上に効果的なのが「支出の見直し」です。
特に公務員の方は、固定費が多くなりがちな傾向があります。
支出の最適化で見直すべき項目をざっと挙げてみます。
- 通信費
- 格安SIMへの乗り換え
- 保険
- 無駄な特約を削減する or 必要な保障だけに
- サブスク
- 使っていないものを解約
- 食費・日用品
- ふるさと納税やまとめ買いで節約
- 家賃・住宅ローン
- 繰り上げ返済 or 見直し可能な契約をチェック
このように在職中から支出を最適化しておくことで、辞めた後の生活費を軽くできます。
どれくらい生活にお金がかかるのかを正確に把握すれば、不要な不安に振り回されることもなくなります。
【無料】家計管理に不安があるならFP活用がオススメ

生活防衛資金は多いに越したことはありませんが、公務員が増やせる収入の選択肢は非常に限られています。
しかし、公務員の大きな強みは、現役中の安定した雇用と定期昇給による「守りの強さ」にあります。
さらに、収入を増やすことと、支出を減らすことは同じこと。

言われてみれば当たり前ですが、意外にコレできていないんです
公務員という立場でいうと、1万円増やすよりも、1万5千円減らす方がラクな場合もあります。
そのため、お金を増やすという意識でいるよりも、支出を最適化して堅実にお金を残すことこそ、最も効率的な資産形成の第一歩です。
たとえば
・保険や定期料金(固定費)の見直し
・住宅ローンの借り換え
・日々のコンビニ買いや外食の最適化
etc…
など、支出を抑えつつ賢くお金を「守る」方法は数多くあります。
そして、守ったお金を攻めに回す。
ただし、その判断には専門的な知識と適切な行動が必要不可欠です。

より最適な選択のためには欠かせませんね・・
【本当は教えたくない】中立系のFP無料相談
「支出を最適化しようにも、そんな知識を学ぶ時間はない・・」
「とにかく手早く最適解を教えてほしい」
少しでもそう思ったあなたにおすすめなのが、ファイナンシャルプランナー(FP)との無料相談。
特に、特定の金融機関に偏らない「マネプロ」のFP無料相談がオススメ。

中立的な立場のFPが、保険・投資・税金・家計見直しなどあらゆるお金の悩みに一気通貫で対応。


ゼロ円で、公務員として堅実に生きるあなたに最適なアドバイスをしてくれます。正直ヤバイです。
無理な押し売りも当然ありませんし、簡単申込で対面+オンラインでどこでも面談可能。
収入を「増やす」より、まず今あるお金を「守る」力を高める。
これが、公務員としての賢いお金の増やし方(資産形成)の第一歩です。
まずは、90%以上の給与所得者が知らないお金の秘密をプロから聞いてみてください。
公務員を辞める勇気は「自分を大切にする勇気」【まとめ】

公務員の辞めるタイミングについて解説してきました。
ここまで読み進めてくださったあなたは、すでに「現状を変えたい」という前向きな気持ちを持っています。
これまでの要点を整理しながら、次に取るべき行動を一緒に確認しましょう。
- 辞められない原因には「安定を失う不安」や「周囲の目」など、心理的ブロックがある
- 実際に辞めた人の多くは、「辞めて良かった」と感じている
- 後悔しないためには、準備(貯金・情報収集・相談)が不可欠
- 迷ったら「本音の整理」「第三者の意見」「キャリアの選択肢探し」が有効
- お金の安心感は、辞める勇気を後押しする大きな力
- 支出の見直しやFP相談など、在職中からの準備が心の余裕をつくる
辞めることは「逃げ」ではありません。
それは、今の自分と向き合い、自分の人生を大切にしようとする「前向きな行動」です。
不安や迷いがあって当然。
でも、その一歩を踏み出すことで、あなたの未来はきっと変わっていきます。
まずは小さな行動から始めてみましょう。
たとえば「生活費の見直し」「信頼できる人への相談」をするだけでも大きな一歩です。
あなたのこれからの人生が、より豊かで、自分らしいものになりますように願っています。