公務員1年目がきついのはなぜ?【勤続20年の元公務員が分析します】
いきなりですが、公務員1年目ってきつくないですか?
「覚えることが多すぎる」
「他の人に比べて自分は何もできていない」
「このまま続けられるか不安・・」
など、色々感じることがあるかと思います。
実際に私も1年目はとても苦労しました・・
というより3年目くらいまでずっと苦労していました・・
しかしなぜ1年目は苦しく感じるのでしょうか?
結論としてはシンプルで、「慣れていないから」です。
どんなに苦手でも、慣れれば定例的にこなすことが可能です。
また、初めての職場環境と業務に対する不安や厳しさ、ストレスなどがミスを誘発することもありますが、これも慣れていきます。
つまり、数年勤めるとまた違う世界が見えてくるということです。
それまでひとまず頑張ってみませんか?
私は公務員を20年経験しましたが、苦手と感じていたことも、経験年数に応じて徐々に能率が上がり、結果的に人事評価で最高にあたる「S」をいただくことができていました。
この記事からわかること
この記事を読むことのメリット
正直自分に向いていないかも。と感じる方はぜひ一度お読みください。
★1年目を克服するためにオススメしたいこと★
・円滑なコミュニケーション能力を養い、どの職場でも対応できる力を身に着ける
・効率的に睡眠環境を整え、良質な休息で日々のストレスに立ち向かう
・講座を受講して知識を蓄え、資質を磨いてキャリアアップを図る
公務員1年目がきつい理由は慣れていないから
繰り返しますが、公務員1年目がきつい理由は「慣れ」の問題です。
「不慣れ」と「苦手」を混同しないように見ていきましょう。
初めての職場環境と業務に対する不安と課題があります
公務員としての1年目は新たな職場環境や業務に対する不安と課題が待ち受けています。
そもそも人は新しい環境への適応にはストレスと時間がかかることが示されています。
まず、新しい職場では社内のルールや慣習、人間関係を理解する必要があり、それに加えてみたことも聞いたこともない単語の羅列・・・。
これにより初めは不安や緊張を抱えることがよくあります。
しかし、慣れることである種の「きつい」要素は無くなってきます。
正確には感じ方に違いが出はじめ、居心地の悪さや違和感が無くなってくる感覚です。
心理学の法則である「新環境適応のモデル」によれば、不安は最初に高まり、徐々に適応が進むと落ち着くとされています。
これが「慣れ」ですね。慣れるまでには人間は非常に強いストレスを感じるものなんですね。
公務員としての業務も未経験の分野が多いため、新しい仕事に対する不安が生じることが一般的です。
まずはとにかく業務内容の理解や適切なスキルの習得に努める必要があります。
研究によると、初心者は新しい状況においてタスクを効果的に実行するためのプロセスを築くことに時間とエネルギーを費やしますが、継続的なトレーニングと経験を通じて成長し、業務への自信を培っていくとされています。
最初は何事も時間を掛けていくことで、それがやがて自信と能率につながっていくということになります。
公務員1年目は仕事ができない【当たり前】
公務員1年目はわからないことばかりです。
そのため、対応は遅く、適切な判断もできない。さらに周りの仕事に付いていけない。
あぁ、自分は仕事ができない人間なんだ・・
と落ち込むこともあるのではないでしょうか。
ですが、全く問題ありませんし、当然のことなので安心してください。
1年目からバリバリ仕事ができてしまう人は、1000人に1人いるかいないかの超天才です。
つまり、そんな1年目公務員はほとんどいないという事です。
ちなみに、私は過去20年の中で見たことありません。要領がいい人はいましたが、戦力として見るというよりも、じっくり育成していきたいという気持ちの方が大きかったです。
経験上断言しますが、1年目は仕事ができません。
ですが、それは当たり前のことなので気にしないでください。
まずは目の前の仕事を一生懸命こなし、徐々にスキルアップしていくことが大事です。
公務員に必要な能力については別記事を参考にしてみてください。
公務員1年目特有の厳しさとプレッシャーがあります
公務員としての1年目には、特有の厳しさとプレッシャーが存在します。
「忙しそうにしている先輩に同じことを聞けない・」
「叱られないためにはどうすれば良いのか・・」
「仕事に失敗したらどうしよう・・」
など挙げだしたらキリがありません。
さらに公務員としての責任や期待に対する不安感が、業務に対するプレッシャーを増幅させることが分かっています。
過去の調査でも、新入社員は組織の期待に応えようとするプレッシャーを感じる傾向があると報告されています。
また、公務員としての1年目は独特なルールや規則を学び、厳密な法令順守が求められるため、誤りを犯すことへの恐れもあります。
何が正しくて適切な方法か、まったく引き出しが無い状態はきついものです。
これにより、自己の能力に対する不安感や自己評価の低下に繋がることがあります。
ですがこれも人間としての当然の反応なので大丈夫です。
心理学の研究では、「新しい状況においてプレッシャーを感じることは自然な反応であり、適切なストレスと向き合うことが成長へのカギ」であるということが示されています。
上手くいかないと感じているのは、あなただけではないのでご安心ください、大丈夫!!
ストレスと向き合うための心構えが必要
公務員としての1年目はストレスが増える可能性がありますが、心構え次第でストレスへの対処が変わってきます。
ストレス対処には積極的なコーピング(対処)方法が効果的であるとされています。
例えば、ストレスを抱えた際には適切な休息を取り、趣味やリラクゼーション活動に時間を割くことでストレスを軽減することができます。
あなたのいまハマっていることは何ですか??休日はその時間をとることができていますか?
また、ストレスによってマイナスの感情が増えることも考えられますが、ポジティブな感情を育むことでストレスへの抵抗力を高めることができるという心理学的エビデンスもあります。
【ポジティブな感情を育む方法】
・感謝の気持ちを持つ
・成果を振り返る
・チームとのコミュニケーションを活発化させる
これらのアプローチにより、ストレスの軽減と心の健康の向上が期待されます。
ちなみに経験上、睡眠はメンタルに直結する重要な部分です。
快適な寝具で良質な睡眠を毎日心がけてください。
ストレスを認識して対策を取っていければ、異動などを踏まえたどの職場であっても初期の順応がスムーズになります。自分なりの対策を考えてみてください。
1年目にきついと感じた経験者に相談してみる
1年目は結構周りの方々も心配して見てくれています。
そして多くの人がその道を通ってきていますので、理解してくれています。
その分フォローしてくれるので遠慮なく頼っていきましょう。悩んだら即相談くらいで全然OKです。
成功した先輩公務員の経験談をもらおう
同じ経験者からのサポートや成功体験を共有することは、公務員としての1年目において大きな励みとなります。
これは同じ業界で成功した人の経験談を聞くことは、より身近に感じることができ、自身のモチベーションを高める効果があるためです。
成功体験の共有により、同じ困難な状況を経験した者同士が共感し、自己効力感を向上させることができるとされています。
先輩公務員の経験談には、初年度の厳しさに直面したエピソードや克服した困難事例、成し遂げた業務の成功例が含まれているのではないでしょうか。
これらの体験は、新人公務員が自身の経験と照らし合わせ、自信を持って業務に取り組むきっかけとなるでしょう。
先輩公務員のアドバイスはポジティブな影響がある
先輩公務員からのアドバイスは、新人公務員のパフォーマンスに良い影響を与えることが知られています。
例えば、普段の仕事ぶりを見ている先輩からの適切なフィードバックは、新人公務員のスキル向上と業務への適応を支援する効果があります。
アドバイスをもらう時は漠然としてではなく、具体的であったり、自分の考えを含めてくれると助かります。
先輩社員のアドバイスは、業務の進め方や組織内のルールに関する情報提供だけでなく、職場における成功の秘訣やスキルの習得方法、コミュニケーション戦略なども含まれます。
独自のやり方をする前にまずは1年間徹底してセオリーを学んでいくことが重要です。
まずは教えを請い、忠実に再現する。やがて自分のスタイルを見つけ仕事に落とし込んでいく・・「守・破・離」の段階を踏んでいきましょう。
アドバイスをあなたが受け入れ、実践することで、業務遂行がより円滑になるでしょう。
仲間との交流がもたらす「つながり」は重要です
公務員としての1年目は新しい環境において孤独を感じることがありますが、仲間との交流があることでその孤独感を和らげることができます。
過去の調査研究によれば、職場での仲間との関係性が良好な場合、ストレスの軽減や職場満足度の向上に繋がることが示されています。
同じ経験者同士が集まる場や、初任者指導員の活用、部署内のコミュニケーションの活発化など、仲間との交流を促進していくことで居心地の良い職場となっていくでしょう。
また、交流を通じて、新人公務員は他者とのつながりを感じ、相互に支え合いながら仕事に取り組むことができるでしょう。
仕事から繋がろうとせず、まずは仕事以外の例えば趣味の分野のコミュニティに属してみても良いですよ
これにより、公務員としての1年目におけるストレスや孤独感の軽減に寄与します。
公務員1年目のメンタルヘルスケアとストレス対処法
公務員1年目はただでさえ、自信が無かったりメンタルが落ち込みやすい時です。
メンタルヘルスケアを知ってストレスと向き合っていきましょう。
メンタルヘルスの重要性と健康維持のための取り組み
メンタルヘルスは、公務員としての1年目において非常に重要な部分です。
心の健康状態が、業務パフォーマンスや職場の満足度に大きな影響を与えますし、何より勤め続けられます。
ストレスやプレッシャーに晒される公務員として、メンタルヘルスを健全に保つことが業務遂行において重要な要素となります。
まず、メンタルヘルスを維持するにあたり
・ストレスに対する自己認識を高める
・自身の感情やストレスのサインに敏感になる
この2点を意識していく必要があります。
なぜなら、自分自身がどういう状態か把握していなければ、他の人にとってもどう対応して良いのかわからず、対応が難しくなるためです。
「心のモニタリング」と呼ばれる手法は、自己観察によってストレスの早期発見につながり、適切なケアを行うための有効な手段とされています。
また、職場で定期的に「ストレスチェック」が行われます。
正直に回答し、自分の状態を把握するとともに、客観的な分析をもらいましょう。
また、ストレスに対抗するためには、健康なライフスタイルを維持することも重要です。
・十分な睡眠
・バランスの取れた食事
・適度な運動
これらはメンタルヘルスを保つために欠かせない要素です。
体調悪いだけでイライラしますよ。これホントに・・・
体調が良いだけで嫌なことも乗り切れることが多いです。
健康的な生活習慣はストレス耐性を高める効果があります。
いつも以上に運動・食事・睡眠を気にかけ自分の体を労わってあげてください。
そして日頃の体調管理には、より強く意識を向けていきましょう。
ストレス軽減のためのリラックス法と心のケア
公務員としての1年目は多くの責任とプレッシャーに直面することが予想されますが、ストレス軽減のためにはリラックス法や心のケアが重要です。
・深呼吸
・入浴
・ストレッチ
・瞑想(マインドフルネス)
・プログレッシブ・マッスル・リラクセーション法
(一部分を数秒間緊張させて、その後一気に緩和する)
これらの方法は自律神経のバランスを整え、心身の緊張を緩和する効果があります。
心理学的には、「リラックス法はストレス反応を抑え、身体的なリラクゼーションが精神的なリフレッシュに繋がる」という研究結果もあります。
一時的な対処療法だけでなく、継続的なケア方法も見つけましょう
また、その他にもメンタルケアに効果的な方法として、興味を持つことや趣味に没頭することはストレス軽減に寄与し、心の健康を促進する効果があります。
そうした体験からポジティブな感情や自己肯定感を高めることは、ストレスへの抵抗力を高める要因とされています。
・趣味や興味を持つ
・自己肯定感を高める
・ポジティブな感情を育む
メンタルトレーニングでストレスに対抗する方法
メンタルトレーニングは、公務員としての1年目においてストレスに対抗するための有効な手段です。
メンタルトレーニングとは簡単に言えば「心の持ちようを強く安定させる」訓練ですね。
大事な時に普段通りのパフォーマンスを発揮したり、ブレない精神力があると仕事でも優位に働きます。
メンタルトレーニングは自己効力感の向上やパフォーマンスの向上に効果があります。
メンタルトレーニングの手法としては
・ポジティブな自己イメージの構築
・具体的かつ本質的な目標設定
・目標に対して適切な行動と判断を考える
・ストレスマネジメント技術の習得
などがあります。
トレーニングといっても難しく考えずに。自分の理想やメンタルが安定する方法を考えて、それを日常で再現できるよう意識すればOK!
これらのトレーニングは、公務員としての1年目以降に直面するストレスを乗り越えるためのメンタルを強化する効果が期待されます。
心理学的には、「メンタルトレーニングは認知の変容をもたらし、ストレスに対する対処力を高める」という研究結果もあります。
メンタルトレーニングにより、新人公務員はより前向きなマインドセットを構築し、ストレスをポジティブに捉えることができるようになるでしょう。
少しずつ学んでいくことをオススメします。
公務員1年目のキャリアアップへの展望と成長戦略
1年目、2年目、3年目と経験年数が上がることに、仕事内容に奥行きが出るようになると理想的です。
自分で計画を立て、キャリアに応じた仕事がこなせるよう能力を高めていきましょう。
公務員としてのキャリアアップを見据えた計画の立て方
公務員として1年目からキャリアを積み重ね、成長していくためには、具体的な計画を立てることが重要です。
キャリアに応じた計画を立てることで、今の自分の目的が明確になり、日常業務のモチベーションを高める効果があります。
①自己分析
(テンプレートシートで可視化しましょう)
②自身のスキルや興味、強み・弱みを把握
(自分の持ち味をどう組織に活かしていくか)
③自己分析を基に目標を設定し、今後どうなっていきたいか決める
(個人&組織として)
④キャリアアップに必要なスキルや知識の習得、経験を積極的に積み重ねる
(足りない部分を補い、得意な部分はさらに展開させていく)
⑤定期的に振り返り、目標の見直しや修正を行う
自己分析や目標設定は自己理解を高めるとともに、自己成長への意欲を駆り立てる要因となります。
頭の中でイメージでいいか・・と思った方。絶対に何かに形にしておいてください。でないと都合の良いように逸れていってしまいますから・・
また、具体的な行動計画を立てることは、目標達成への道筋を描くことにつながり、自己肯定感の向上に繋がります。
スキル向上と学習の機会を活用する方法
キャリアアップへの成長戦略として、スキル向上と学習の機会を積極的に活用することが重要です。
継続的な学習とスキルの磨き直しは職業的成長に欠かせない要素であり、自己成長を促進する効果があります。
スキル向上と学習の機会を活用する方法として、専門的なセミナーや研修に参加することが挙げられます。
業務時間外に行われる任意の研修会もありますが、自分の都合と照らしあわせて、メリットを感じるのであれば参加してはいかがでしょうか。
また、社会人としての基礎的な資格取得を目指すのも良いでしょう。
個人的には独学ではなく、スクールで効率的に学ぶことをオススメします。
公務員としての業務に関連したスキルや知識を高めることで、自己のプロフェッショナリズムを高めることができます。
また、異なる部署への異動やプロジェクト参加などの経験を通じて、新たなスキルや視野を開拓し、キャリアの幅を広げることが成功に繋がります。
異動に怯えず、新しく学ぶ機会を得たとプラスに捉えて進んでいく方が昇進の道をつかみ取っているように思います。
これらの経験は自己成長を促し、公務員としてのキャリアアップに寄与します。
1年目から始めるキャリア形成のポイント
1年目からキャリア形成をスタートさせるためには、早期から自己の目標を明確化し、行動に移すことが重要です。
まずはRPDCAサイクルを意識しましょう。
R(Research)・・調査
P(Plan)・・計画
D(Do)・・実践
C(Check)・・評価、振り返り
A(Action)・・改善
これを繰り返すこと。
何か上手くいかないことがあった時、改善しようと用意して手を打ちませんか?簡単にいうとそういう感じです
具体的なポイントとしては、自己分析を行い自身のスキルや強み・弱みを把握することが挙げられます。
さらに、上司や先輩からのフィードバックを受け入れる姿勢を持ち、成長するための改善点を見つけ出すことが重要です。
また、自己の目標に合ったキャリアプランを立てる際には、過去の経験に基づく情報収集が必要です。
同じキャリアを歩んできた経験者のストーリーや成功例を知ることは、自己の選択に対する視野を広げる助けとなるでしょう。
これらのポイントを意識し、1年目からキャリア形成を着実に進めることがキャリアアップへの道筋となります。
公務員経験者からの失敗談と成功への道しるべ
今偉そうにしている人も、昔はヘマしていたかもしれません。
皆初めは1年目。先輩もさらに上の先輩に教わってきたんです。
先輩の経験からリーダーシップとコミュニケーション術を学ぶ
私も1年目の時には、先輩に食らいつくようにアドバイスをもらっていました。
その時わかったことは、リーダーシップとコミュニケーション術は公務員としての活躍する際に重要なスキルであること。
優れたリーダーシップとコミュニケーションは組織内の協力関係やチームワークを促進し、成果の向上に寄与します。
管理職級の先輩公務員の経験談からは
・指導者としてのビジョンや目標設定
・チームの動態を把握する力
・メンバーのモチベーションをUPする手法
・組織的な成果の出し方
などを学ぶことができます。
組織マネジメントと言われるものです。他人と上手に関わり協働する力です。
ちなみに、分け隔てなくしっかりと疑問に答えてくれる管理職は良い管理職の条件の1つです。
そういった人に聞いていくといいかもしれませんね。
また、コミュニケーションスクールなども勉強になるでしょう。
現状を打破していきたいという思いがあれば、気になる点を色々と調べて体験してみてください。
先輩方も失敗して今があります
今テキパキと仕事をしている周りの先輩も最初から完璧だったわけではありません。
しかし、失敗の中から経験していく上で自分に足りないものを身に着け、得意な部分はさらに伸ばしていくことで現在の姿があります。
実際に私も、採用されたばかりの頃は覚えることが多すぎて、日常業務において失念することも多かったです。
コピー取って保管しておいてほしい。と頼まれたのを忘れて、原本をそのまま提出してしまったり・・
正直自分はポンコツなのではないかと心が折れかけた時期もありました。
しかし、周囲の方々のサポートで何とか1人前になり、その後は良い評価をいただけるまでになりました。
このように、成功だけでなく、失敗から学ぶこともキャリアの成長に欠かせません。
失敗から学ぶ経験は自己成長を促進する効果があります。
ただ、失敗から学ぶ際には、失敗の原因や背後にある課題を明らかにすることが重要です。
・何が原因で起きたミスか
・どうすれば防げるのか
・自分に適した防止策は何か
ただの失敗に終わらせず、次への対策を立てていきましょう。
これにより、同じ過ちを繰り返さず、改善に取り組む姿勢を身につけることができます。
また、失敗から得られた知識や経験は、これから入ってくる新人公務員が将来的な困難に対処する際の貴重な知識源となります。
失敗を恐れずに取り組むことは、自己有用感を高める要因であり、成長の機会を広げることにつながります。
失敗を恐れ過ぎず前向きに捉え、自分の成長につなげていきましょう。
キャリアアップへの具体的なアドバイス
キャリアアップといっても公務員の世界はある一定の所までは定期昇給と昇格があります。
自治体によって役職名は違いますが、例えば、主事→主幹→主査
ここまでは年齢と経験年数に応じて段階的に上がっていきます。
一定から外れるのは、その上の役職です。
例えば、係長→課長補佐→課長→部長
この職層では過去の評価と試験等によって昇格が決まります。
言い換えれば、自分が目指さなくても、一定まではキャリアアップするんですよね・・
ここでのキャリアアップを管理職相当とした時に具体的なアドバイスとしては、「自己成長を促すための学習や経験を常に怠らないこと」です。
積極的な学習と経験の積み重ねはキャリアの成長に繋がります。
管理職クラスは多くの人に向けて話す機会が多いものです。
その時に説得力のあるトーンと知性を感じる言葉遣い、そしてそこはかとなく染み出る人間性。
これらは蓄積された経験と知識によるものです。
・対話や伝えるスキル
・文書作成のコツ
・読書
・時事経済を学ぶ
・ICTスキル学習
どのようなことでも単体では効果は薄いです。単体で学んだことが横につながっていくことで厚みが生まれます
また、自己の目標を明確にしましょう。
できれば短期的な目標と長期的な目標を設定してください。
例えば
短期:〇〇の取り扱いを学び業務で用いる
長期:課長職に〇歳になるまでに到達する
など。
それが達成されたら次の目標を持つ流れを繰り返していってください。
常に新しい目標を持つことは、自分の行動の方向性をしっかりと示し、モチベーションを高める効果があります。
いくつかの目標が達成されたあなたと、それ以前のあなたとは一味違っていることでしょう。
・社会人になっても学習と経験を積極的に積む
・自己の目標を短期と長期に分けて明確に設定する
日頃の仕事をしながら新しい何かを学ぶっていうのはしんどいものです。
しかし、日常の繰り返しはあっという間に過ぎてしまいます。
数年もすると同期の中でも差が付いてくる頃です。休みながらでもいいので目標に沿ったキャリア形成を目指してください。
やっぱり「きつい!辞めたい!」と感じるなら
仕事にもやりがいが見いだせず、上司や同僚との関係性も希薄。
給与も安く職務と見合っていないし、公務員をやっている意味がわからない。
となると、転職がチラついてくると思います。
ですが、準備は必要です。
例えば、今のあなたにどの程度の蓄えが残っているでしょうか?
退職後どの程度生活できるのか計算は出来ていますか。
大きな決断には「覚悟」と「準備」の2つが必要ですよ
無計画に転職しても、今より悪い待遇で我慢する必要があったり、経済的に困窮する可能性も十分考えられます。
また、経済的にゆとりが出る事で今の職に対する見方も変わってくるかもしれません。
それらを多少でも軽減するために、今から資産形成を始めてください。
そうすることで精神的なゆとりも出てきますし、公務員という仕事意外の選択肢も増えていきます。
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公務員1年目はきつい。でもそれはどこも同じです【まとめ】
公務員1年目の厳しさは慣れていないことに起因しています。
初めての職場環境や業務に対する不安や課題、特有のプレッシャーに直面することが原因となる。
先輩や同じ経験者のアドバイスを参考にすることで、1年目のきつさを克服できることもあります。
また、成功した公務員の経験談や先輩社員の失敗談や励ましの言葉、仲間との交流が支えになることでしょう。
1年目は特にメンタルヘルスケアとストレス対処法が重要です。
新規採用職員には皆さん気に掛けて配慮してくれたり、フォローしてくれるので1年目は甘えましょう。
ストレス軽減のためのリラックス法やメンタルトレーニングを学んでおくと、後々役立つこともあるでしょう。
もしくは、難しいことはさておき自分の趣味に時間を使えるような心のゆとりを確保していきたいですね。
キャリアアップを目指すためにはスキル向上と学習を継続する必要があります。
1年目からキャリア形成に着手し、弱みを克服し、強みを伸ばすような具体的な目標を立てることが重要です。
過去の失敗から学び、成功へのきっかけを得ることも重要です。
先輩社員の経験からリーダーシップやコミュニケーション術を学び、具体的なアドバイスと勉強法を実践することで資質の向上やキャリアアップに繋げることができるでしょう。
まとめてみると、結局これは公務員以外のどこでも共通する本質的なことだったりします。
この期間を経て皆さん立派な公務員として働いているので、過度な心配は無用です。
もしどうしてもツラくて、これ以上公務員を続けられない!と感じたら、事前の準備をお忘れなく。
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個人的にはあなたの人生が豊かになるよう応援しています。日々お疲れ様です、頑張ってくださいね。