<景品表示法に基づく表記>本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。

働き方

公務員の気になる人間関係を元公務員がズバリ答えます

人間関係
matauemoon

「公務員の人間関係って独特なの?」

「職場で嫌な人はいないの?」

「人間関係を良好にするには?」

などと、公務員の人間関係において気になることはありませんか?

職場の人間関係は業務を円滑に遂行するために非常に重要ですが、全員とうまくかかわっていけるのか不安もありますよね。

私も、採用されて間もない頃や初めての異動直後は特に気を使いました。

ですが意外にも結論としては公務員も民間と大差なく普通で、むしろわりと良好な場合も多いです。

むしろ、人間関係問題の根底にあるのは意外にも「自分自身」だったりします。

相手に対して自分の受け取り方次第で、日頃の人間関係の構築が決まってくるということですね

この記事でわかること

・公務員の人間関係について

・公務員の職場の雰囲気

・コミュニケーションの重要性

この記事を読むことで

・公務員組織の人間関係が把握でき、仕事に生かせる

・公務員の円滑な人間関係の方法を学び業務に役立てられる

・コミュニケーション能力向上の糸口が掴める

私は公務員として20年勤めてきました。また、公務員としての職務を全うし、その間高い人事評価を受けてきました。

そんな私が見てきた公務員組織の人間関係をお伝えします。

スポンサーリンク

公務員組織での同僚や上司との人間関係の特徴は?

公務員人間関係

職場の人間関係を形成するものは主に部下、同僚、上司の3つです。

その中でも特に、同僚および上司との関係性がまずは重要で、ここが上手くいかなければ仕事全体も効率的に処理することができないでしょう。

というわけで、公務員の人間関係における特徴を以下にまとめてみました。

同僚との人間関係はまぁ【普通】

公務員として同僚との人間関係は、一般的には好意的で協力的であると言えます。

それぞれのこだわりはあるものの、仕事に対してのものであり、人間性が悪いということでもありません。

「あれ、変わっているかも?」と感じる人には出会うかもしれませんが、まぁよほどのことが無ければこじれることも無いと思います

その理由は簡潔に以下の通り

・優秀な成績で学業を修め試験に通過してきた為、結構真面目

・公務員の職場環境は競争社会ではなく、他を蹴落としてのし上がる必要がない

このような背景からお互いが協力と連携を重視し、働きやすくなるようなチームワークがあります。

具体的に同僚との人間関係における特徴を以下に挙げてみました。

チームワークを重視する

公共機関の主な目的としては、地域住民のニーズを解消することであり、その為に各担当が職務をこなすという性質から、チームワークが重要視されます。

その為、同僚と力を合わせ共同で課題を解決し、組織の目標を達成しようとする文化が根付いています。

一方で、効率を重視するあまり、自分本位な行動が過ぎるのはあまり好かれないという実情もあります。

成果以上に良くも悪くもルールから逸脱しないことを重んじて、組織的に業務に携わっていくことが求められます。

物事を効率化していくことはとても大切ですが、変化が伴う際にはしっかりとコミュニケーションをとり、部署内業務を進めていく必要があります。

情報は皆で共有していく

公務員は同僚間で情報の共有に努めています。

これによって、担当者不在の際の対応を可能にしたり、案件に対して意見を集めよりよい方向性を検討していく傾向にあります。

また、業務に関する情報やデータをお互いに共有できるようデータベース化し、効率化と連携がはかれるよう協力しています。

とはいえ、持ちつ持たれつの関係で業務をこなしているのはお互い様です。一方的に甘い汁ばかり求めて楽している姿はすぐに分かります。

こういったマインドで仕事をしていると印象が悪くなりますのでご注意ください。

皆で助け合う

公務員は年度切替にあたる3月~4月が特に忙しい期間になります。

こういったシーズンや緊急の状況において、同僚同士助け合い毎年乗り切っていきます。

また、担当者が不在の場合であっても、その持ち分であった仕事を共有し、行政サービスが低下しないように支えあって組織を成り立たせています。

ちなみに職員が諸事情で長期間業務に復帰できない場合であっても、その代わりが補充されるわけではありませんので、立て続けに休職者が出るとキツイです

とはいえ、それぞれの基本となる職務と担当があるので、全てを助け合うわけにはいきません。しかしながら、1つ1つの業務に対して正副の担当を割り振る組織形態なので基本的に助け合いの精神でつながっていることが多いです。

同僚との人間関係をまとめると・・

・公務員が皆相応の試験を潜り抜けてきており、勤勉な人が多い。

・チームワークを重視して、助け合えるような協力関係を築ける

・自分だけが良いという身勝手な行動は嫌われやすい

上司との関係【普通です】

同僚との人間関係はおおむね良好。では上司との関係はどうでしょうか?

結論としてはこちらもいたって普通です。

近年では管理職を対象にしたコンプライアンス研修が頻繁に行われておりますので、意識的に部下を大事に扱ってくれる傾向にあります。

時代は変わり、上司といえど過度な言動は控え、部下に対する認識を改めなければなりません

それらを踏まえて、公務員業界における上司との関係や特徴は以下の通りです。

親切な指導とサポート

上司は経験豊富な指導者であり、社会人としての成長をサポートしてくれます。

一昔前の多くを語らず「俺の背中を見て全て覚えろ!」的な上司も今は少なく、現在はわりと皆さんマイルドです。

また、面倒見の良い上司は仕事面だけでなく、人生の先輩として悩みなどにも相談に乗ってくれるので、何か困ったことや聞きたいことがあれば自分が信頼する上司に遠慮せずに頼りましょう。

専門性と能力の成長が見込める

部下は上司の仕事ぶりを見て学びます。同じ職種での経験年数によるアドバンテージは大きく、多くの成長が望めます。

しかし、上司といえど得手・不得手があるので、必ずしも全てのスキル向上が見込めるわけではないことに注意が必要です。

ICTが得意な上司、コミュニケーションが得意な上司、財務に長けた上司・・・など人によって学べる分野に偏りがあることも心得ておきましょう。

もし、自分の仕事の流儀に似た感覚を持つ、万能型の上司に巡り合えたらそれはラッキーです。どんどん指導やフィードバックを得られるよう積極的に学びにいくと良いでしょう。

上司はガチャ的要素もあるので、自分の考えや仕事のスタイルに合わない場合もあるかもしれません。

ただ、何かしら自分の中で改良を加え、糧とすることはできますよ

問題解決の支援と責任を示してくれる

上司は業務上の問題に対して、解決のための支援をしてくれます。

また、困難な課題に対して適切な判断と責任を示す役割を果たします。

しかし、日頃の報告や相談は大事で、公務員は特有の根回し文化があります。

上司への連絡がおろそかになると、フォローも難しくなります。円滑な業務遂行の為にも、日頃から連絡相談体制を構築しておきましょう

上司との人間関係をまとめると・・

・経験豊富なサポートが見込める。

・専門性や自身の資質向上が見込める。

・日頃の報告、相談によって課題解消の役割を担ってくれる。

公務員は同僚および上司の協力を得て、組織の使命や目標を果たします。そのためにも人間関係はかなり重要。日頃から意識しておきましょう。

ちなみに、全ての公務員組織の人間関係が同じというわけではありませんのでご注意ください。

例えば、同僚でも上下関係が厳しい職種もあれば、一人職の場合もあります。

個々の組織や部署によって文化が異なるため、具体的な状況に応じて適切なコミュニケーションスキルや協力関係を築くことが重要です。

それと正直なところ、、どの業界でも一定数コミュニケーションが取りにくい人はいるんですよね。

公務員の世界でも部署が違えばそんな人もチラホラ・・。ただ相対的に見ると良好な人間関係が築けると思います。

【事実】中には嫌な人・変な人もいます

公務員の人間関係

ズバリ、嫌な人もいます。

嫌な人というのは以下のような関わりにくい存在の人です。

・こだわりが強く仕事が進まない人

・他者とのコミュニケーションがうまく取れない人

・謎に高圧的な人

・仕事にやる気がない人

これらは公務員だけでなく、恐らくどの業界でも一定数います。

中でも公務員業界はわりと狭い世界かつ中途退職者が少ないので、そういう評価の職員は有名人になります。

なぜそのような姿勢なのか・・。いち職員を深ぼりしていけるほど周りも暇ではありません。

結果、適度な距離を保って深く立ち入らないようにするというのが大人の関わり方です。その方と一緒に働く機会が早く終わるよう時間が過ぎるのを待ちましょう。

ただし、人事部でもそれは十分に理解しているので、その評価を踏まえた部署に配属するように心掛けています。

例えば、コミュニケーションが全く取れない人を窓口業務にあてるわけにはいきませんので、なるべく対外的な業務が少ない部署に配属したり・・

業務担当でなるべくメインではなくサブの位置に配置したり・・

同じ部署の在籍期間が異常に長かったり・・

ここに挙げているのは一例ですがその他にも多くの配慮がなされている場合があります。

しかも、結果としてそういった職員に大きな仕事は任せられず当人の仕事量は減少。

その他の職員にしわ寄せで負担が掛かっているというのが、公務員組織の現状と課題でもあります

しかし「この人感じ悪いな・・」と思える人でも、そう見えているだけだったり、不器用だけど芯の部分は尊敬できる部分があったりと、なかなかその人の中身を知るまでは誤解が生まれていることもあります。

自身のコミュニケーション能力を磨いて、その人の良さを引き出してあげることも良好な人間関係を保つための工夫といえるでしょう。

公務員業界の嫌な人・変な人について

・仕事の連携がはかれず大人の対応と適度な距離感が必要

・人事部の方でも分かっており、所属先の配慮があるものの他の職員に負担

・コミュニケーション能力を磨きつつ、その人のパーソナリティを見極めよう

これから公務員を目指すならまずは試験合格

公務員の人間関係がある程度把握できたところで、いざ公務員を目指すなら効率的に勉強を進めていく必要があります。

しかし、独学はあまりオススメできません。

なぜなら掛かる時間が膨大になってしまい、やる気が続かないからです。

では、どのような学習形態が最適なのでしょうか。

別記事ではオススメの学習方法について解説しています。

あわせて読みたい
【公務員試験勉強が遅いと感じたら】オススメ講座を元公務員が厳選して紹介
【公務員試験勉強が遅いと感じたら】オススメ講座を元公務員が厳選して紹介

【公務員はコレが大事】コミュニケーションの重要性

実は公務員業界内でもしばしば人間関係のこじれが起こります。

その人間関係のこじれにおいて、よく問題に挙がる原因が円滑なコミュニケーションが取れていないことです。

公務員にコミュニケーションスキルは非常に重要かつ不可欠な要素です。

ズバリこれが秀でていればある程度の仕事はこなせてしまうといっても過言ではありません。

特にコミュニケーションは良好な行政サービスの提供、政策の企画立案、問題解決において重要な役割を果たします。

具体的にどのように重要なのかを以下に示してみました。

良好な行政サービスを提供できる

公務員の主要な使命の一つは市民へのサービス提供です。

コミュニケーション能力は地域住民との対話を円滑にし、行政サービスの向上に寄与します。

また、公共機関においては、多くのプロジェクトや業務がチームで行われます。

チームワークを強化し、共同で課題を克服するためにもコミュニケーション能力は重要になってきます。

公務員の基本はコミュニケーションをいかに上手にとっていくかです。コミュニケーション能力が長けている人は仕事での苦労少ないですね。

業務の全てはコミュニケーションから派生していきます。

高度なITスキルよりも、コミュニケーション能力が重宝される業界といえます。

政策の企画立案に不可欠

政策全般に携わることも公務員の重要な役割です。

その政策を実行するためには、異なる部門や機関とのコミュニケーションが不可欠です。

連携および調整していく能力次第で成功か失敗かの成果に直結します。

企画の実現が困難な案件でも、それぞれの事情を汲んで落としどころを探ることで前進させることができます。

相手の気持ちを理解し、限りなく可能性を上げるツールがコミュニケーションです。

仕事を進めていく上で想定していない様々な問題に対処することもあります。

時間的にも自分一人では解決できない部分も多くあり、その問題の分析と解決には、各関係者や仲間とのコミュニケーションが必要になります。

組織内外の関係者との円滑なコミュニケーションがとれているほど、ヒト・モノ・カネといった経営資源の最適な利用が実現され、新しいアイディアや効果的な政策を生むことができます。

問題解決のベースになる

災害や緊急事態、問題に対処する場面においてコミュニケーションは必要です。

問題が発生した場合は

・状況を的確にキャッチする

・簡潔かつ正確に情報を伝達する

迅速な情報の共有に努める

・事態の収束に必要な連携を図る

これらが重要になります。

ここでコミュニケーションが危機管理において事態の悪化を防ぐ役割を果たします。

人と人とが関わる中で、これほどコミュニケーションが必要とされているという事実。大切さがあらためてわかりますね。

公務員は社会貢献を果たすうえで、人並み以上のコミュニケーション能力が必要です。

一朝一夕で身につくものではありませんが、日頃から意識的に向上に努めていきましょう。

人間関係の悩みはコミュニケーションスクールで解決

公務員の人間関係

今あなたが人間関係に悩んで仕事のやりにくさを感じているのであれば、ぜひコミュニケーションスクールでスキルを磨いてください。

人間関係の基礎となるコミュニケーション能力を体系的に学ぶことができます。

私は公務員として20年間勤めてきましたが、コミュニケーションを必要としない時期は一度もありませんでした。それほどに学ぶ価値のある力です。

一生涯にわたって使えるコスパの良い学びをまずは無料体験からでも始めてみてください。

あわせて読みたい
【公務員最強スキル】コミュニケーションスキルを学ばない理由がない圧倒的事実
【公務員最強スキル】コミュニケーションスキルを学ばない理由がない圧倒的事実

【まとめ】公務員の人間関係は普通。でもコミュ力はどんどん磨こう

公務員の人間関係は冒頭でお伝えした通り「普通」です。

同僚との人間関係・・普通(協力的)

上司との人間関係・・普通(協力的)

ただし、自分本位な言動はあまりよろしくないのでほどほどに控えてください。

基本はライバル関係が生まれることもなく、良好な関係性でいられます。

ただ、中には嫌な人や変な人も一定数います。

それらを含めてとにかくコミュニケーション能力を鍛えていきましょう。

コミュニケーションは常時必要とされている能力なので、磨き続けて損はない能力です。

・質の高い行政サービスの提供

・企画立案の調整

・問題解決の基礎

多くのメリットがあるため、長い時間を掛けてぜひ学び続けてください。

公務員だけ独特な人間関係だといわれますが、さほど大きくは変わりません。

公務員業界でも、やはり高いコミュ力をお持ちの方は活躍することが多いです。

要はその人の持つコミュニケーション能力次第で人間関係は左右されるということなんですよね。

であるならば、皆さんもれなく高いコミュニケーション能力を持っていた方が良いですよね。

ぜひ、鍛え続けて良い公務員LIFEを送ってください!

あわせて読みたい
【必見】地方公務員の仕事内容&実情を元公務員がリアルに解説
【必見】地方公務員の仕事内容&実情を元公務員がリアルに解説
この記事を書いた人
はたらく(元)公務員
はたらく(元)公務員
地方公務員として20年間勤続。若手の頃からプロジェクトのリーダー等を務めていく中で、人事評価で「S」を取得し続ける。同期の中で最速で昇進を果たすも、働き方に疑問を感じ退職。 現在は新たな生き方を模索しつつ、公務員時代のノウハウをブログにしています。
記事URLをコピーしました